「黄金町バザール2014」特別企画 演劇パビリオン 2014.8.1[fri] - 11.3[mon]

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演劇センターF

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9.2 京都の劇団・地点の制作者が語る、町と演劇の新しい関係

[ 2014.09.2 更新 ]

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Q1:実施までの経緯と背景
かつて、ぼくが主宰する劇団「のこされ劇場≡」が北九州のまちなかに手づくりの劇場をつくることができたように、京都の「地点」がまちなかに劇場を作り始めたとの噂は鮮やかに耳に飛び込んできた覚えがある。そこで制作を担当する田嶋さんが『LOGBOOK』を体験してくれたり、Fメンバーの藤原ちからがトークイベントに京都まで招かれるなどの接点があった。アートでまちづくりをしている黄金町において、京都で劇場づくりをしている「地点」の活動と今をプレゼンしていただくことになった。

Q2:実施中やその後に起きた印象深い出来事
「地点」の場合、劇場のシステムや作品から客席を通じてインパクトを与え、そこから波紋のようにまちへ広がって行くエコー。そんなことを感じ取った。ぼくがかつて北九州でしたのは、その逆だったとも気づいた。まずは劇場で創作をする人間がまちを歩いたりワークショップを開催し、アーティストのコミュニケーションによってコミュニティを形成する。そこで形成された仮想のコミュニティが「アーティストに会いたいから」という別の理由で度々劇場に訪れるなかで、当たり前のように観劇システムや作品に触れて行き、そのインパクトを無自覚に得る。いつしかそれを逆転させ、作品を見るために劇場に訪れるようになる、という5年間を送った。地域によって、いろんな方法があるに違いない。だって、この演劇センターFだってかつて自分がやった同じ方法ではないのだから。

以上、市原幹也(演劇センターF芸術監督)

▼イベントの様子
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【当イベントは終了しました】

京都を拠点に、世界的な活動を展開している劇団・地点。昨年、京都にアトリエ・アンダースローを開設し、そこでブレヒト『ファッツァー』やチェーホフの四大戯曲など様々なレパートリー作品を上演しているほか、観客相互のパトロン制度「カルチベートチケット」を導入するなど、演劇文化を浸透させる新たな試みに取り組んでいます。

一方で、彼らは2011年からKAAT(神奈川芸術劇場)との共同制作を毎年行っており、芥川龍之介、太宰治、ドストエフスキーらの文学作品を演劇として上演するチャレンジも行ってきました。この秋は、10月11〜13日にノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクの『光のない。』をKAATで上演予定。横浜もまた、地点にとっては大切な町になっています。

さて今回は、その地点の制作者であるお二人をお迎えし、京都のアトリエ運営やカルチベートチケットの仕組みについて、制度面のみならず、根幹となる思想から語っていただこうと思います。また、横浜での今後の展開についても伺いますので、(演劇や劇場運営に直接関わっていなくても)横浜在住・在勤の方も大歓迎。ささやかな交流の場になればと思います。狭い会場のためご予約が必要ですが、ぜひお気軽にお越しください。

語り手:田嶋結菜、小森あや(共に地点)
聞き手:藤原ちから(演劇センターF、BricolaQ)

▼日時
2014年9月2日(火)19:30~21:30(19:00開場)
▼会場
演劇センターF
〒231-0053 横浜市中区初音町2-43-6 Kogane-X Lab.
京急線「黄金町駅」または「日ノ出町駅」から徒歩約5分
▼参加費:500円
▼定員:15名(事前予約制/定員に達し次第受付を終了します)

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小森あや
地点制作。1981年北海道生まれ。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業後、アートユニット「明和電機」のアシスタントワークを経て、2010年よりフェスティバル/トーキョー事務局に勤務。2014年、地点の制作者として演劇活動の拠点を京都に移す。

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田嶋結菜
地点制作。1980年神奈川県生まれ。国際基督教大学(ICU)卒業後、青年団・こまばアゴラ劇場に勤務。アトリエ春風舎のこけら落とし作品として上演された『三人姉妹』(2003年)以降、すべての地点作品及び三浦基演出作品に関わる。2005年、地点の制作者として演劇活動の拠点を京都に移す。2007年までの京都芸術センター勤務を経て、地点の専属制作者に。