「黄金町バザール2014」特別企画 演劇パビリオン 2014.8.1[fri] - 11.3[mon]

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演劇センターF

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10.26 初心者向け競馬ワークショップ「競馬しぐさ」

[ 2014.10.26 更新 ]

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Q1:実施までの経緯と背景
他の分野と演劇とを混ぜることを考えている最中でもあった。偶然にまちなかでお会いした日夏さんに演劇センターFの狙っていることを相談した。彼からは共感をいただき、何かいっしょにイベントをするならどういったものがあるだろうかという話になった。その際、ぼくから「競馬って、その場に集まったみんなで楽しむ方法は無いんですか?」と質問した。ひとりでもできる競馬をみんなでより楽しめるようにできるのか、ふたりで考えることにした。ぼくは競馬初心者。初心者から楽しめるようにと心がけて基本プログラムを開発していただいた。一方、日夏さんはワークショップは初の進行役。前哨戦を設けてフィードバックを得るようにし、さらにブラッシュアップされた進行を目指した。

Q2:実施中やその後に起きた印象深い出来事
黄金町バザールに訪れた通りすがりの若い客層も混ざった。もちろん競馬初心者である。彼らといっしょに競馬を楽しむための「競馬しぐさ」を学んだ。馬体から馬の感情や体調を学び、競馬を楽しむオッチャンたちから場のルールと粋とされるかけ声や振る舞いを学んだ。馬券を買って儲けるためではなく、演劇や俳優を見る観客の振る舞いにも通じるものが多く提示されるものとなる。進行するなか、寺山修司の言葉があたまをよぎった。ひとが集まって一所懸命に遊び、悲しんだり喜んだりする遊びっていう名前の劇場、このプログムはまさにそんなふうに機能していたのではないかと思う。
 

以上、市原幹也(演劇センターF芸術監督)

▼イベントの様子


【当イベントは終了しました】

「演劇パビリオン」応援プログラム
初心者向け競馬ワークショップ「競馬しぐさ」

▼日時
10/26(日)※G1レース「菊花賞」

13時~13時50分頃「競馬しぐさ」をさらに楽しむための超初心者向けワークショップ(場所:演劇センターF 2階)
14時〜    初心者向け競馬ワークショップ「競馬しぐさ」(場所:演劇センターF 2階)
15時30分頃〜 メインレース「菊花賞」
17時終了予定
※開場は12時40分ごろを予定しています
※ウインズ横浜(場外馬券発売所)への体験ツアーも実施予定です
※途中退出可
※一部告知で開始時間が「14時」となっておりましたが、内容をより充実させるため「13時開始」に変更となりました。14時からの途中参加も可能ですが、競馬未経験の方は、できれば13時からの「超初心者向けワークショップ」から来場ください。

▼場所
演劇センターF
〒231-0053 横浜市中区初音町2-43-6 Kogane-X Lab.
※京急線「黄金町駅」または「日ノ出町駅」から徒歩約5分

▼参加費
500円(馬券購入費含む)
※参加費の一部が返金されたり、増えてもどってくる場合もあるかもしれません。ご了承ください。
※20歳未満の方はご参加いただけません。

▼定員
10名

▼講師
日夏ユタカ(競馬予想職人&ライター)

▼内容
かつて、寺山修司はこう言いました。

遊びっていうのは もう一つの人生なんだな
人生じゃ負けられないような事でも
遊びでだったら負けることも出来るしね

人は誰でも遊びっていう名前の劇場を持っててね
それは悲劇だったり喜劇だったり
出逢いがあったり別れがあったりするんだ

〜寺山修司
JRAのTVCM(1973年)より抜粋

このワークショップでは、演劇と競馬のフィールドを自由に行き来する日夏ユタカ氏から、競馬の基礎知識や予想の仕方、馬券を買う作法を学びま す。と同時に、遊びを通して悲劇や喜劇を垣間見たり、”ひととまじりあう”ことで楽しめる競馬を体験します。競馬は初めてのひとも、普段はひ とりで遊んでいるひともお気軽にご参加ください。

▼講師:日夏ユタカ氏より
ハイセイコーとオグリキャップという名馬を原動力に、かつて2度の競馬ブームがおこりました。それによって競馬の敷居はずいぶんと下がりましたが、現在はふたたび、 ギャンブルということで忌避されることが強まっている雰囲気もあります。
とはいえ、競馬は年間2兆円ものお金が動く、巨大な祭り。たとえば年末の「有馬記念」というレースはいまや俳句の季語にもなっており、クリスマスや紅白歌合戦と同様な冬の国民的行事のひとつとして定着していたりもします。そして、これだけ多くの人が熱狂するのは、ギャンブルだ けではない、さまざまな魅力もあるわけです。3キロもの距離を走って最後はわずかハナ差で決着するスポーツとしての興奮や、「走る芸術品」ともいわれるサラブレッドの美しさ、まるで推理小説を読むような予想の楽しみなども競馬にはあります。
しかも、馬文化が日本よりも浸透しているヨーロッパでは、小説や映画、絵画などでも競馬を題材とした作品も多く、知識としての競馬のイロハは、得ておいて損はないのではないでしょうか。少なくとも、競馬はけっして怖い遊びではない、ということは”大人のたしなみ”として知ってもら えるとうれしいです。

そして、内容説明でわざわざ寺山修司の言葉を引っ張りだしてきたのは、やはり、演劇と競馬の距離の近さをお伝えできればとも考えているからです。
たとえば演劇の場合、最初はバラバラだった観客の思考/指向 がいつしか“まじりあう”ことに、最大の醍醐味をじぶんは感じていたりします。それは音楽などで多い、熱狂のベクトルがライブ開始から単一なことの多い会場では味わえないものです。
そしておなじく、じつは競馬も演劇と似た構造をもっています。レースに出走するそれぞれのすべての馬に対して、予想や推理から、金銭的な欲望から、馬 や騎手が背負う物語から、応援するひとたちがいて、そのバラバラな思いが、最後のゴール前で交錯するのが、つねに競馬のクライマックスです。
そんな思いが”まじりあう”先に一体なにがあるのか? じぶんが競馬と演劇に惹かれつづけている最大の魅力を、参加者が「じぶんで1頭の馬を選んで投票する/馬券を買う」ことで、少しでも感じてもらえればいいなと思っています。

【お知らせ】
以下の要領で前哨戦=ワークショップのための稽古を行ないますので、見学や参加をご希望の方はご連絡ください。(参加無料)
日時:9/28(日)13時30分〜17時
※メインレースは15時35分発走の神戸新聞杯(菊花賞の前哨戦)
※途中退出可
※前哨戦=ワークショップは参加無料のため、もし馬券購入を希望される場合の馬券代は自己負担となりますので各自でご用意ください。
場所:演劇センターF
進行:日夏ユタカ、市原幹也

▼プロフィール
日夏ユタカ(ひなつ・ゆたか)

日大芸術学部卒業後、中央競馬ピーアール・センターに勤務。その後、月刊誌『優駿』『競馬最強の法則』などを中心に活躍。著書に『サラブレッド穴ゴリズム』(KKベストセラーズ)。日本で唯一の競馬予想職人を名乗るも、近年はライターとして演劇やダンスの原稿も。気になる舞台を紹介している『マンスリー・ブリコメンド』にも2011年7月の第1期から参加している。また、80年代小劇場ブームを観客&劇団制作として体感し、21世紀になってからふたたび演劇の魅力を再発見した、出戻り組でもある。ツイッター@hinatsugurashi

主催:演劇センターF