「黄金町バザール2014」特別企画 演劇パビリオン 2014.8.1[fri] - 11.3[mon]

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演劇センターF

UFO

10.17-18 新作ボードゲームのルールを戯曲としてやりながら考える

[ 2014.10.18 更新 ]

机上演劇祭

Q1:実施までの経緯と背景
劇作家である岸井さんが、最近はボードゲームを作っていると聞き興味を持った。人間の集団が行動する原理を戯曲とするならば、複数人でするボードゲームも戯曲として捉えることができ、参加者を俳優(時には他者の振る舞いを見つめる観客)としてみることができないかと考えた。

Q2:実施中やその後に起きた印象深い出来事
上記した仕組みはもちろん起こるのだが、ゲームに興じる集団を見ている来場者も外層の観客となった。「あそこのテーブルは何をしているんですか?」「劇作家が作ったオリジナルボードゲームで遊んでいるんです」とのやりとりの後、見ているひともいれば「私もやっていいですか?」と混ざるひとも現れた。演劇を上演している集団にそうやって「私も」と入っていくようなものだとも思いながら、そうやって人間の集団に自らの振る舞いを提供するということは実は大変に勇気がいることだが、それを飛び越えられる仕掛け・仕組みとして戯曲があったり、それを受け止めるための上演(開示と共有)があるのでは、と考えていた。

以上、市原幹也(演劇センターF芸術監督)

▼イベントの様子


【当イベントは終了いたしました】

新しい演劇の地平を探る「演劇センターF」にて、ただいろんなボードゲームを2日間やります。演劇だと言い張って。
劇作家の岸井大輔kishiidaisuke.comは、この秋、名古屋の中川運河リミコライン・アートプロジェクトに新作としてシミュレーションボードゲーム「みずぎわのいきもの」を出品しました。この作品はゲームでありながら、プレイ風景が演劇として鑑賞可能であり、プレイ後の痕跡が展示となるように作られています。
渋家を始めた人であり、来年演出家篠田千明の新作に戯曲を提供することが決まっている齋藤桂太は、中高時代、将棋部、囲碁部、チェス部、オセロ部に顔を出していて、麻雀にあけくれていました。オセロの公式戦で全国二位になったこともあるとかないとか。
岸井と斉藤は、来年合作でボードゲームを作ろうと計画しています。そのために、斉藤おすすめのゲームと岸井の新作をプレイしてみる会をします。
予約不要ですが、いつ来るか、どんなゲームをしたいかあらかじめいっておいてくれるとあわせられるので、楽しいです。お待ちしています。

【日時】
10月17日(金)15時ー19時
10月18日(土)12時ー19時

【参加費】
500円 飲食物持ち込み自由

【場所】
演劇センターF
横浜市中区初音町2-43-6 Kogane-X Lab.
※京急線「黄金町駅」または「日ノ出町駅」から、徒歩約5分

▼プロフィール

岸井大輔(PLAYWORKS)
劇作家。1970年生。ほかジャンルで遂行された、創作方法や媒体によるジャンルの形式化を演劇でもやれるのかという問いのもと、演劇の可能性を問い演劇の自由度をあげる作品群を1995年から発表している。代表作「P」「potalive」「文(かきことば)」「東京の条件」現在、日本中を徒歩で移動しながら演劇を作るスタイルそのものの作品化を試みつつ、世間を媒体とした劇作をシリーズ名「始末をかく」で模索している。

http://www.kishiidaisuke.com/

齋藤桂太(美術作家/演劇作家/アーティスト)
パブリック・コンセプチュアル・テキストをテーマに、記号化による潜在性の顕在化を主軸とすることで、可能性を「ひらく」ための方法を模索している。
代表作「渋家(SHIBUHOUSE)」では、まず「家を借りる」というコンセプチュアルな美術作品を制作し、その「借りられた部屋」をパブリックに「ひらく」ことで、集う人々の間に演劇的な状況を発生させ、そこで「おきる」演劇的な現象を元に、展示やイベント・テキストの作成・ディスカッションやカンファレンスなどを行っている。
また岸井大輔「戯曲|東京の条件」の編集を担当し、ニッポンのジレンマ「新TOKYO論」に出演。篠田千明「機劇」への出演を経て、演劇作品の制作を開始した。
来年度には初の個展を計画しており、岸井大輔とは新作ボードゲームを共同制作し、発表する予定。